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「初めてのクロスバイク」

「初めてのクロスバイク」

ガイドライダー&インストラクター:清水良行、若杉厚仁
サポートカー:那須ブラーゼン・チームカー

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
真夏の午前8時。すでに太陽は強く照りつけるも、高原の空気は爽やか。
この日のNIKI RIDEに集まったのは、3名の女性達。1名は単独での参加、2名は母娘のコンビだ。
しかも3名全員、所謂“ママチャリ”しか乗ったことのない全くの初心者。3名の女性が、見たことも聞いたこともない「ライド」というものに“チャレンジ”をしようと思った、その勇気と好奇心にまずは敬意を表したい。
いつだって新しい事に果敢に挑戦するのは女性である。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
この3人の果敢な女性達をサポートするのは、ロードレースチーム・那須ブラーゼンの清水キャプテンと若杉選手。
厳しいトレーニングと苛酷なレースに明け暮れる二人が、この日は普段運動にあまり縁のない女性がスポーツバイクを自在に操れるようになり、かつ存分に楽しめるようになるまでを全力投球で指導に挑む。
まずは、二期倶楽部で貸し出しているクロスバイクのフィッティングから始まる。
このコルナゴの「em」というバイクは、初心者でもすぐ乗れるのにロードバイクに負けないスポーティな走りを堪能できる優れたモデルだ。
コーチ二人が一人一人に合わせて完璧に調整してくれる。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
続いて簡単な自転車講習会。
手信号は初心者が最初に覚えるべき大切な交通ルールの一つ。そして公道を走る際のマナーのレクチャー。
残念ながら日本では殆どまともに守られないどころか正しい使用もされていないので、これは国際標準の交通ルールを学ぶ良い機会でもある。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
いよいよバイクに乗って練習。
最初は怖々だったが、車の来ない敷地内で清水キャプテンについて走っているうちにギアの操作もすぐに覚えてしまった。
さて、これから二期倶楽部を出て那須高原のライドに向けてGO!!

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
まずは爽快な下りを楽しむ。
ママチャリでは味わうことのできない、初めて体験するスピードの快感と、大自然の空気を一身に受けて走る悦びに、参加者達は最初の緊張をすっかり忘れて全員が笑顔に。
数キロほど走って爽快感を味わってから、その先は山岳地帯へ。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
ここからは勾配のきつい坂の連続となり、スタートから一行を見守るように伴走してきたブラーゼンのチームカーがここで出番となる。
参加者はバイクを車に積んで乗り込み、ここからは清水キャプテンと若杉選手のレーサーとしての走りをゆっくり鑑賞しながら景色も楽しむドライブとなる。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
「ロードレースって何?」
自転車競技は、ヨーロッパではサッカーと人気を二分するメジャースポーツであり、「世界で最も苛酷なスポーツ」として選手は熱いリスペクトを受ける。
日本ではまだまだ認知度が低いが、それでも3人はプロの走りを初めて間近に見て「信じられない!車と同じスピードで走ってる!」と大興奮。
勾配のきつい坂を勢いよく駆け上がって行く二人を、車が後から追いかける。
まるで2頭のグレイハウンドだ。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
目的地は雄大な景色が広がる深山ダム。
到着した二人は息も乱れず余裕のポーズ。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
放流直後らしく、いつもは見られない一種独特な景色を醸し出していた深山ダム。
この壮大な風景を目で愉しみながら、これからここでランチタイム。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
旬の鮎飯。本館レストラン「ラ・ブリーズ」の富岡シェフによるNIKI RIDE特別弁当。
「キャー何これ素敵!食べるのもったいない!」
とお弁当の蓋を開けた途端に歓声が上がる。
富岡シェフ自身もサイクリストであり、自転車乗りの気持ちは一番よくわかっている。
NIKI RIDEの参加者をどのように喜ばせようかと普段から考えているシェフだから。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
和のお弁当の後に嬉しいデセール。清水キャプテンも大絶賛。
二期のパティシエによるパンナコッタ。卵の風味と濃厚な舌触りがたまらない。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
さあ、午後のライドをスタートさせよう。
那須高原は強者のサイクリスト達がトレーニングに来るほどアップダウンがかなりきついところだ。初心者とはいえ、全員が頑張ってペダルを踏む。一人ではこうはいかない。これもチームで走るがゆえのマジック。 しかし、息が続かない。脚がこれ以上言うことをきかない。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
もうこれが限界だと諦めかけた時、清水キャプテンの「アシストします」の声と同時に背中が押される。
最初は驚きとパニック。倒れたらどうしよう?
しかし「僕に完全に体を委ねてください。大丈夫、僕は絶対倒れないから」との自信に満ちた言葉に落ち着きを取り戻し、思いきってその手に体を預けてみる。 その瞬間、まるで羽が生えたかのように体が軽くなって前へスイスイと進む。 絶対無理だと思った坂もあっと言う間に上れてしまった。 これがアシストというものか。仲間同士で助け合って走る。 レーサーと初心者が、一つのチームとなって走りきる。 一番遅い者に合わせてみんなが助け合ってゴールを目指す。 これがライドの愉しみ。
One for all, all for one. — 一人はみんなのために、みんなは一人のために。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
最後のきつい坂を上って無事に全員ゴール。
待っていたのは、冷たく冷やされたタオル。火照った顔にあてるとアロマオイルが香り、あまりの心地良さにパックのようにそのまま暫くそのままで。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
ライド後のドリンクサービスは、世界各地から選りすぐったナチュラルミネラルウォーターと、自家農園で栽培するエディブルフラワーのハーブドリンク。 優しい香りと甘味が体中に滲みわたる。まさに甘露。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
「全員が無事に完走できた今日の素晴らしいライドに乾杯!」

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
この後はスパタイム。
温泉にゆっくり浸かって汗を流した後は、アロマトリートメントサロン「nikissimo」でリラクゼーション・マッサージを受けて極上のひととき。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
部屋に戻ってリラックスしていると、お待ちかねのディナータイムがやってきた。
一緒に走った全員が揃って食事を愉しむ。
初対面でも一度苦楽を共にした仲間は、まるで古くからの戦友のような気すらする。 年代も、性別も、生きる世界も全く異なるメンバーで、話は次から次へと尽きることがない。 でもやはりメインは自転車のこと。
「今まで取りたてて自転車に興味もなく、今回は本当に気軽な気持ちで参加したNIKI RIDEだったのに、今日一日で人生が変わってしまいました」
この一言を聞いて、清水キャプテンも若杉選手もレースで勝った時とは違うまた別の新しい幸福感を感じ得たことだろう。 やっぱり自転車は素晴らしい、と。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
翌朝。身体を動かしてぐっすり眠れた朝は何よりも心が晴々しい。
二期恒例の「森のコンシェルジュとの散策」は7時半からスタート。NIKI RIDEのメンバーも全員が参加。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
ツリーハウスクリエイター・小林崇の手によるツリーハウスを探検したり、

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
柔らかな苔の感触を楽しんだり。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
散策を終えるとテラスでの朝食。 高原の朝の、至福の時。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
昨日は少し頑張ったから、本日はのんびりとお楽しみライド。
清水キャプテンと若杉コーチは朝食の時にメンバーの体調と希望をさりげなくヒヤリングしながらコースを頭の中で組み立てていき、朝食後すぐに車を出して下見に。 戻ってきて、まずは全員でウォーミングアップのストレッチから。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
「昨日重かった脚が今朝は軽い。痛みも全然ない。だからマッサージもライドに最初からセットになってるんですね、体で納得しました!」
ライド後のマッサージは翌日に辛さを持ち越させないための重要なポイント。
すっかり慣れ親しんだコルナゴの“マイ”バイク。二日目は最初から好調。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
ショップ巡り1軒目は「キャンドルハウス・シュシュ」。
美しいキャンドルや装飾グッズが豊富。2階のクリスマス用品コーナーはまるで欧米の邸宅にあるような大きなツリーと洗練されたオーナメント類が溢れて圧巻。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
交通量の多い道路は自転車を積んでショートカット。
初心者だから、気持ち良く走れる道だけを走る。15歳のYちゃんは、コーチのやり方を見ていてバイクの固定方法を覚えてしまった。頼もしきメカニックの誕生。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
再び緑の美しい道を走る。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
2軒目、「MANIWA FARM」に到着。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
摩庭夫妻が経営する、牧場で取れたての牛乳から作るチーズケーキが絶品。
目の前に広がる牧場で眠る牛達を眺めながら、心地良い風が吹くテラス席でのんびりと。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
一番手前はここでしか食べられないMANIWA FARMオリジナルのチーズケーキ、「那須の雪解け」。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
3軒目、「苔屋」。
「どうしても連れていきたい店」との若杉選手の強いプッシュで、林の中に佇む風情あるこの店を訪ねた。なるほど、確かに素敵だ。店主と会話が弾んでそれぞれお気に入りの鉢をお買い上げ。秋に色づく紅葉の苔玉盆栽は那須を思い出させてくれるに違いない。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
思いきり風をきって走る。 バイクと自分の身体が一体化してくる。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
4軒目、「クーロンヌ」。
自然酵母を使用したナチュラルなパンが並ぶ。店に寄るたびにお土産を沢山買い込んでも大丈夫、サポートカーにすべて積み込んでしまって、後はおまかせ。

2013年8月3〜4日 with NASU BLASEN
ラスト、ゴールまであと僅か。
騎士の如き自転車紳士のエスコートを受けながら、愉しい時間もあと僅か。いつまでもこの時間が続きますように。自転車の上でまた会えますように。